こんにちは、おのほです。
仕事に、家事に、育児に・・・毎日があっという間に過ぎていきますよね。やることリストは増えるばかりで、気がつけば夜。SNSを開けば、キラキラと輝く誰かの暮らしが流れてきて、自分だけが取り残されたような気がする・・・。
それでもスマホを見ずにはいられない。
【もう限界・・・】そう感じていたとき、偶然出会った一冊。【自分とか、ないから。―教養としての東洋哲学】しんめいP 著。読む前は【哲学なんて難しそう】と思っていたのに、気づけば心がふっと軽くなっていたーこの本には、そんな魔法のような力がありました。
【ちゃんとしなきゃ…】と自分を追い込みがちなママにこそ、疲れた心をそっとほぐしてくれる、やさしくて頼もしい一冊です。今回はその魅力を、私自身の体験も交えながらご紹介したいと思います。
【自分とか、ないから。】東洋哲学がママを救う?話題の本(しんめいP)

この本の著者・しんめいPさんは、もともと勉強ができて、頭の良い方でした。
でも実社会ではうまくなじめず、ひきこもり状態になった経験も。そんな彼が出会ったのが東洋哲学という、少し地味で難しそうな世界でした。
【自分とか、ないから。】は、そんな著者が自分の生きづらさに哲学で向き合いはじめたところから始まる本です。
正直、東洋哲学なんて私たちママにとってはピンとこないかもしれません。私も最初はそう思っていました。でも、この本はまるで静かに背中をさすってくれるような、今しんどいママにこそ響く一冊です。
時短家事とか、育児本とか、ライフハックとか。そういうのももちろん助かるし、私もつい見ちゃうけど、この本はそういう「効率」じゃなくて、自分の根っこをちょっとラクにしてくれる感じ。
忙しさの中でつい置き去りにしがちな自分の心。教養としての東洋哲学は、その心をやさしくすくい上げてくれました。
立ち止まるヒマもなく日々が過ぎていく中で

仕事、家事、育児、人間関係。
毎日やることが山積みで、1日が終わる頃にはヘトヘト。気がつけば【今日も自分の時間がなかったな】とため息。
そんな中、SNSで見かける他のママたちは、すごく余裕があって、家も整っていて、キラキラしてい見える・・・。
- 私ももっとちゃんとしなきゃ
- このままでいいのかな
-
もっと頑張らなきゃ
それでも、無意識レベルでついスマホを見てしまう。また情報を探して、他人と比べて、落ち込んで・・・。
そんな思いが、じわじわと心に積もっていく日々でした。
【自分とか、ないから。】出会いは通勤中のながら聞き
この本を知ったきっかけは、朝の通勤時間に聞いていた本の解説動画でした。
サムネの【悩みがゼロになる】に惹かれて思わずタップ。タイトルは教養としての東洋哲学。
正直、難しそうと思いながら1.5倍速で再生してみたのですが・・・。
え、めちゃくちゃ面白そう。
解説の中のエピソードが興味深くて、すぐに読みたくなりました。家の近くの図書館で検索したのですが、ずっと貸出中。
何回検索しても「貸出中」「また借りられてる…」の繰り返し。
人気なんだなぁと思いながら、何度も図書館のタッチパネルに向かっては、「今日も借りられないか・・・」と肩を落としていました。
【自分とか、ないから。】そんなある日、まさかのプレゼント

ある日の夕方、長男(小5)が嬉しそうに帰ってきました。
その日は運動会の振替休日で、祖父母と一緒にイオンへ行っていたのです。
映画を観たあと、フードコート隣の本屋さんでスプラトゥーン攻略本を見ていたそうなのですが。
「ママが探してた本、あったよ!」
なんと、長男が自分のお小遣いで、この本を買ってきてくれたんです。ビックリして思わず「えっ!」と声が出ました。
私が何度も図書館で探していた姿を見ていたからでしょう。「自分も読みたいし、ママにも読んでほしいと思った」と言ってくれました。
長男は一足お先に読んでいました。小学生の彼でもスイスイ読めて、内容もとても面白かった、と話してくれました。
もともと本が好きな子ではありますが、「東洋哲学」を楽しめるとは思っていませんでした。それほどこの本が読みやすく、面白く書かれているのだと感じました。
【自分とか、ないから。】分厚いのにサクサク読める!暑さも疲れも忘れて一気読みした日

実を言うと、最初はちょっと読むのが億劫でした。
分厚いし「東洋哲学の本」と聞いて、気合いがいるかも…と感じてしまって。でも、長男がせっかくプレゼントしてくれたのにいつまでも読まないままなのも気が引ける・・・。
実際に開いてみたら驚きました。改行が多くて余白もたっぷり、文章もとても読みやすい。
現代の生活に寄り添ったたとえ話や、著者オリジナルのイラストもたくさん登場して、くすっと笑える場面も多く「あ、これなら読める」と思えたんです。
私がこの本を読んだのは、疲れと暑さがピークに達したある夏の日。有休をとって、暑さから逃げるように図書館へ行きました。
涼しい館内で本を開いた瞬間、ぐいぐいと引き込まれてしまって・・・。気がつけば、ほとんど一気に読んでしまいました。
読み終えたあとは「これは名著だ」と感じました。
ただの自己啓発やハウツーではなく、でも難しすぎない。東洋哲学という深いテーマを、こんなにも楽しく読める本があるなんて・・・と驚きました。
難しいはずの【東洋哲学】が、まるでマンガのように読める

この本では、誰もが一度は名前を聞いたことのある東洋哲学者7名の教えが、6章に分かれてテンポよく紹介されています。登場するのは、
- ブッダ
- 龍樹
- 老子
- 荘子
- 達磨
- 親鸞
- 空海
聞いたことはあるけれど、正直どんな人なのかまでは知らなかった哲学者たち。
ところがこの本では、それぞれの思想や人生を、ユーモアたっぷりに、まるで会話のような軽やかさで読み進められます。
7名の登場人物をこの人はこんなタイプと一言でズバッと言い切っていて本当に面白い。そして、まさにその通り。
著者のしんめいPさん自身の失敗談や気づきもふんだんに盛り込まれていて、東洋哲学という言葉のイメージを良い意味で裏切ってくれました。
【自分とか、ないから。】今の自分のままでいい

かなり独特なタイトルですが、読み進めるうちに、その意味が腑に落ちていきました。
【自分】というものにこだわって、苦しくなっていたのは他でもない自分自身だったのかもしれない、と。
- 「やらなければならないこと」なんて本当は存在しない
- 「比べてしまうこと」も人間だから当然
- でもそれを責める必要はない
そんなふうに、肩の力をふっと抜いてくれる言葉がたくさん詰まっています。
この本に出てくる登場人物たちは、人間としての常識からはかなり外れていて、ある意味ぶっ飛んでいます。
でも、そんな人たちが実際に歴史に名を残しているという事実には、妙に説得力があって驚かされました。
自分の悩みなんて、そんなスケールから見れば本当にちっぽけなものなんだなって思えてきて。だからっていうのも変ですが、
【今のままの自分でいい】
ふっと肩の力が抜ける感覚がありました。
【自分とか、ないから。】東洋哲学の本を読み終えて感じたこと

「よし、また明日もやってみよう」と自然に思えました。
劇的に何かが変わるわけではないけれど。
毎日を重たくしていた考えグセのようなものが、静かにほどけていきました。
すごく忙しくて、毎日頑張っていて、心が重くて、もっと頑張らなきゃって思っているママにこそ読んでほしい、そう思いました。
いろいろな悩みや思いと向き合って、自分を肯定していくうちに、著者・しんめいPさんが「パパになる」という展開が出てきます。
子育て世代としてはそのあたりもすごく共感できました。
エピソードの一つ一つは笑えて、どこか突き抜けていて面白い。だけど、本当の意味で心を動かされたのはあとがきです。
それまでとは少し違う空気感で、素直な言葉がつづられていて、グッと胸に迫るものがありました。
図書館でちょっと泣きそうになりました。
最後の最後まで濃い内容で、粗削りだけど、それが逆にものすごく人間らしい。だからこそ、同じように人間くさく悩んでいた私の心に、まっすぐ響いたんだと思います。
まとめ
- 子育て中のママでも読みやすい
- 「東洋哲学ってむずかしそう」という先入観をくつがえされた本
- 有名な東洋哲学者たちが、かなりぶっ飛んでいて親近感
- 自分を責めてしまう気持ちにそっと寄り添ってくれる
- 【今のままの自分でいい】と思えるようになった
- 小学生の子どもでも読める、やさしく深い内容
心がすり減ってしまいそうな毎日に、そっと寄り添ってくれる本です。【効率】じゃなく【心】に効く一冊でした。自分という重荷を、少しだけ手放せるようになります。ぜひ手に取ってみてくださいね。
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