こんにちは、おのほです。
今回は、赤ちゃんが夜に起きる理由についてお話します。
壮絶な出産を乗り越え、小さくて可愛い赤ちゃんがいて、幸せな毎日を過ごせると思いきや、待ち受けていたのは夜寝れない日々・・・。
夜がくるたびに恐怖を感じるほどでした。
どうして赤ちゃんは夜に起きるのか、その理由を知ると私は少しだけ心が楽になりました。
夜寝れない毎日に苦しんでいるあなたの心も、ほんの少しでもいいから軽くなりますように。
赤ちゃんが夜に起きて辛い・・・

ご出産おめでとうございます。
痛みと苦しみに耐えながらの壮絶な時間だったと思います。人生で一番過酷な大仕事でしたね。本当にお疲れ様でした。
ようやく会えた赤ちゃん。小さくて可愛い赤ちゃん。この子がお腹の中にいたんだと幸せを噛みしめる日々。
・・・のハズが。待ち受けていたのは、
- 産後の出血
- 産後の痛み
- 便秘
- 授乳
- 検温
- 診察
- イライラ
産後の体は文字通りボロボロ。出産は大変とか痛いとか鼻からスイカとか聞いていたけれど。
むしろ出産後の方が大変じゃない?!誰か教えてよ!とすら思いました。さらにプラスして、赤ちゃんの
- 2~3時間ごとの授乳
- ミルク作り
- 授乳の記録
- げっぷ出し
- おむつ替え
- 抱っこ
- 着替え
- 沐浴の準備
いや過酷すぎる・・・!!2~3時間ごとの授乳って、2~3時間寝れるわけじゃないんだ。授乳のほかにやることありすぎて気づいたらもう次の授乳。
初めての出産だとなおさらです。
おむつ替えも慣れていないし、おしり赤くなるし、抱っこも緊張して肩こるし、授乳のあと吐き戻して着替えして着替え足りるかな・・・ってヒヤヒヤしたり。
そして最大の難関。
赤ちゃんは夜に起きるんですよね。
日中のあの静けさはなんだったんだ、と言わんばかりに覚醒。
【日中あんなに寝ているから夜起きるんだよ!もう日中は起きて外で遊んでいなさいな!】
もうこっちも冷静さを失っています(笑)赤ちゃんに外で遊んでいなさいな!って・・・。
赤ちゃんは日中寝ているかもしれないけど、ママはやることたくさんあって(トイレに行くのだって一苦労)同じように寝れないんですよね。
赤ちゃんが夜に起きて辛いケース①夜は眠い

私たちママは、夜寝るようにリズムが出来ている身体なんです。
日中は活動して、夜は寝る。そう出来上がっているんですよね。
少しくらいなら夜更かしできますが、少なくとも夜に目覚めるようには出来ていない。
今思えば、それも自分を育ててくれた親が作り上げてきてくれたおかげなんですけどね。
妊娠前はあんまり早く寝るのが、なんだかもったいない気すらしていたのに。あの時の自分に言いたい!【いいからとにかく寝なさい】と(笑)
今はもうとにかく寝たい・・・!!
睡眠不足ってこんなに人を苦しめるのか・・・と出産後、痛いほど感じました。
赤ちゃんが夜に起きて辛いケース②日中もまとめて寝れない

日中もまとめて寝れないんですよね。赤ちゃんが夜に起きるのが分かっているから、日中はなるべく一緒に寝たいんだけど・・・。
産院にいる時は、
- 回診(先生が部屋に来て診察すること)
- 検温
- 記録
- 食事
- 飲み物の補充
- 薬を飲む
- トイレ
- 洗顔
- 着替え
- 沐浴の準備
- おむつ替え
- 赤ちゃんの着替え
- 授乳
・・・
産院によりますが、私は昔からある産院、いわゆる老舗(笑)での出産だったので、基本的に出産後はすぐに赤ちゃんはいるし、お世話もほぼ自分でやるスタイルでした。
控えめにいって過酷すぎた。。
お金はかかりますが、お母さんの回復第一で赤ちゃんのお世話をしてくれる産院もありますよね。
私が住んでいるのは田舎なので自宅から近い産院は2つだけ。そもそも選択肢が少なかった。
選択肢すらない場所にお住いの方もいらっしゃるので、住んでいる地域の産院問題はありますよね。
少し話がそれましたが、赤ちゃんが夜に起きるなら一緒に日中まとめて寝る、という対策もなかなか難しいのが現実でした。
赤ちゃんが夜に起きて辛いケース③目が覚めてしまう

一度、起きてしまうと目が覚めてしまうんですよね。
赤ちゃんはおむつを替えて、スッキリした状態でおっぱいやミルクを飲んで、またスヤスヤ・・・と寝れるかもしれないけど、ママはその逆。
一度起きると脳が動いてしまってなかなか眠れない。そうなると、近くにあるスマホを手にとってしまう。スマホの光は脳を興奮させると言われていますよね。
つまり、もっともっと目が覚めてしまう。
【あ、そろそろ眠くなってきたかも・・・】と感じる頃には、また次の授乳の時間。もしくは朝。また一日が始まります。
こうして私たちの眠る時間がどんどん減っていきます。ふと鏡にうつった自分の顔には、しっかりめのクマが2頭。。
一度、起きると目が覚める。そこからなかなか眠れないのが本当に辛いところです。
赤ちゃんが夜に起きる理由

どうして赤ちゃんは夜に起きてしまうんでしょうか?
私たちママを苦しめたいのか?これは何かの試練なのか?ひねくれた私はそんな風に思ってしまいました。
産まれたての赤ちゃんをにっこりほほえみながら抱っこする【幸せそうなママの顔】とは真逆。
【寝不足のどんより暗いヒドイ顔】でした。。
でも、赤ちゃんはママを苦しめたくて夜に起きているわけではなかったんです。
赤ちゃんが夜に起きるのには、ちゃんと理由がありました。
赤ちゃんが夜に起きる理由①ママへの思いやり

赤ちゃんが夜に起きるのって実は、ママへの思いやりがあるからなんです。
【え?ママを苦しめているのに思いやりってどういうこと?】って思いますよね。
赤ちゃんはお腹の中にいる時、ママの負担にならないよう夜に活動して成長している、というんです。
- ママは日中活動していてたくさんの酸素を使っている
- 赤ちゃんも日中活動したらママの酸素を使ってしまう
だから、赤ちゃんは、
- 日中は活動しないでなるべく酸素を使わない
- ママが休んでいる夜に活動して酸素を使う
というのです。・・・そうだったの・・・!?すごく驚きますよね。
私はふとテレビをつけて
NHK「ママたちが非常事態!?最新科学で見るニッポンの子育て」
という番組を見て知りました。2016年1月に放送された内容で本やDVDも発売されているようです。番組の内容に感銘を受けて、ブログで紹介している方もいらっしゃいました。
smell the flowersさん【夜泣きは赤ちゃんからママへの思いやり】
だからといって、夜に起きなくなるわけじゃないけれど。寝不足で辛い日々に変わりはないけれど。
それでも【思いやりだったんだね】って分かるだけで、ママの感じ方が変わる気がするんです。
少なくとも私は出産前に知りたかった。。初めての産後は辛すぎたから。
夜に起きるのはママへの思いやりだったとは驚きですね。
赤ちゃんが夜に起きる理由②生活リズムを学んでいる途中

赤ちゃんは昼に活動して夜に寝る、という人間としての生活リズムを学んでいる途中です。
これは何となくイメージできるのではないでしょうか。
産まれたての赤ちゃんは身体の機能も、生活リズムもまだまだ未熟。ママのお腹の中にいるときは、
- 太陽の光
- 外の空気
- 身の周りの音
など外の世界を全く知りません。生まれてきてからすごいスピードで学んでいるんですよね。生活リズムもそうです。
- 朝起きる
- 昼は活動する
- 夜は寝る
人間としての生活リズムを今まさに訓練中。【早く夜まとめて寝れるようになってほしい】という気持ちは痛いほど、痛いほどよく分かります(笑)でも、今は訓練中なんだ!と新人さんを見るように温かく見守っていきましょう。
赤ちゃんが夜に起きる理由③スキンシップがしたいから

赤ちゃんが夜に起きるのはスキンシップがしたいからです。
これもイメージしやすいかもしれません。人間は動物ですからね。
肌と肌とのスキンシップをすると幸せを感じるホルモンが分泌されるそうです。夜、おっぱいやミルクを飲んでお腹いっぱいになって、おむつを替えてもらい、ベビーベッドでスヤスヤ寝て時間が経ったら、ママとのスキンシップがしたくなるんです。
そう、抱っこしてほしいんです。
よくすぐに抱っこすると【抱き癖がつく】って言いますが、全く気にする必要はありません。赤ちゃんが中学生になっても抱き癖がついている、なんて聞いたことないですよね?
むしろ、スキンシップをたっぷりして育った子の方が自立している気がします。もう十分満足している証なのでしょう。
ですが、泣いたらすぐに駆けつけて抱っこしなきゃいけない、そんなわけではありません。安心して下さい。ママの用事や上のお子さんを見ている時だってありますよね。
そんな時は5分~10分ほどであれば【は~い。ちゃんと聞こえてるよ~。待っててね~。】と声をかけてあげましょう。ちゃんと聞こえているよ、と反応してあげて少し待ってもらうんです。
そして抱っこできるようになったら抱っこしてあげる。それで大丈夫です。
【待っててくれてありがとう。】と一言添えればパーフェクト。慌てる必要も抱っこできない自分を責める必要も全くありません。赤ちゃんはママに抱っこしてもらうのが本当に嬉しいんです。
ママとのスキンシップが大好きで、抱っこしてほしいから夜に起きて泣いている、そう分かるだけでも少しママの心が楽になりますよね。
赤ちゃんが夜に起きる・・・ママの対策

とはいえ、少しでも赤ちゃんに夜寝てほしい、私も寝たい・・・これがママの本音ですよね(笑)
赤ちゃんは夜に起きるものだ、という事実はあります。じゃあ、私たちは諦めるしかないのでしょうか?
答えはノー。
大丈夫です。対策はあります。すぐには状況は変わらないかもしれませんが、これからご紹介する6つの対策をコツコツ積み重ねることで、確実に赤ちゃんは生活リズムを整えることができていきます。
そうなれば、私たちママも夜寝る時間をだんだん多くすることができますよね。
慌てる必要はありません。
【これならできそうかな・・・】と思ったものから気軽に取り入れてみて下さいね。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策①朝日を浴びる

朝起きる時間を決めて、朝日を浴びましょう。
【・・・え?夜寝ようって話なのに朝の話?】って不思議に思いますよね。
そうなんです。夜眠くなるには朝しっかり起きることが何より大切です。そのためには、
- 朝起きる時間を6時30分と決める
- 起きたらカーテンをあける
- 朝日を浴びる
【うわっ、めんどくさ!】って思いますよね?ただでさえ夜しっかり寝れていないのに、絶対に朝6時30分に起きるって控えにいって過酷すぎる。
分かります!
ですが、朝起きる時間を決めることができれば、赤ちゃんの生活リズムも自然と夜寝て朝起きるリズムになっていきます。
夜にぐっすり寝てくれるようになれば、ママもすごく楽ですよね。
最初は大変だと思います。ですが【これをすれば後が楽になる!】と言いきかせて、朝起きる時間を決めて、朝日を浴びましょう。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策②照明のルールを決める

夜はできるだけ電気を消す、照明のルールを決めましょう。
【どうせ夜起きてお世話しないといけないから・・・】と照明を明るくしてしまうと、赤ちゃんは昼と夜の区別がつきにくくなります。
- 朝は明るい
- 夜は暗い
と覚えてもらうことで、少しずつ夜は寝るものだ、と分かっていきます。
とはいえ、夜に授乳やおむつ替えをするのに真っ暗も困りますよね。
そんな時は必要な時だけ豆電球(死語ですか?笑)ほどの明かりをつけて、お世話が終わったらまた暗くしてあげましょう。
理想は真っ暗ですが、足元が見えなくて危なかったり、上のお子さんがいたり、ご家庭によっていろいろな状況があると思います。
【なるべく夜8時以降は暗くする】このくらいでも十分です。
照明のルールを決めてみましょう。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策③夜はパジャマを着せる

夜は肌ざわりのよいパジャマを着せてあげましょう。
夜の決まった時間に、決まったパジャマを着ることでルーティンがでつくられていきます。
【どうせ授乳で吐いて着替えるからなんでもいい】と思う気持ちはよく分かります(笑)
少し手間はかかりますが、吐き戻しに備えて2~3枚パジャマを準備しておくといいかもしれませんね。
パジャマは夜にだけ着せるというルールも決めておきましょう。
大人でもお風呂に入ってサッパリしたあと、肌ざわりの良いパジャマを着るとリラックスモードになり、しばらくすると眠くなりますよね。それは赤ちゃんも全く同じです。
夜は肌ざわりの良い決まったパジャマを着せてあげましょう。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策④夜は静かにする

夜は静かにして寝る環境を整えてあげましょう。
テレビも消してできる限り静かにしてあげるんです。上のお子さんがいたり、ペットを飼っていたり、夜勤のご家族がいたり、ご家庭によって状況はいろいろあると思います。
できるだけ、で大丈夫です。
対策①~③とも共通しますが【夜は寝るんだよ】とルーティンをつくってあげるんです。
上のお子さんがいる場合は、改めて一緒に夜寝るルーティンをつくってあげると一石二鳥。
【寝る子は良く育つ】なんて、ことわざもあるくらいです。
ご家族みんなで夜は静かにするルーティンをつくっていきましょう。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策⑤夜はスマホを見ない

夜はスマホを見ないと決めましょう。
これは今の時代、なかなか難しいことだと私自身も感じています。。
ご存じの方も多いと思いますが、スマホのブルーライトの光は刺激がとても強く、脳を興奮させてしまいます。あなたも夜ついスマホを見ていたら、時間があっという間に過ぎていた経験があるのではないでしょうか?
赤ちゃんの目や脳は、発達段階です。ブルーライトの光をより強く感じてしまいます。
音を静かにしても、パジャマに気を遣っても、夜寝る部屋でスマホを見てしまったら全てが台無し!
・・・それは悔しいですよね。
とはいえ、スマホをずっと見るな、というのも今の時代、無理な話です。
日中はスマホを見てもOK。夜はスマホを見ない。赤ちゃんが夜寝る訓練中だ!と割り切ってしまいましょう。
朝がきたら好きな動画やSNSが見れると思えばママのモチベーションも上がり、楽しみが増えます。
ちなみに、夜にスマホを見ないのはママの睡眠にとっても大きなメリットがあります。睡眠は、
- 身体のメンテナンス
- 脳の思考の整理
- ホルモンの分泌
- 美肌
- 美髪
- 体型維持
- メンタルの安定
・・・とママの産後の悩みをたくさん解決してくれます。しかもお金もかからない。実は最高の美容方法です。
スマホは近くにあると、ついつい手にとりたくなります。寝る部屋から離れたリビングや玄関で充電して、自分から離してしまいましょう。時間が知りたければ、スマホではなく目覚まし時計をおけばOKです。
夜はスマホを触らず、赤ちゃんの夜寝る訓練とママの身体と心のメンテナンス、さらには美容の時間にしていきましょう。
赤ちゃんが夜に起きるママの対策⑥【まぁ、いいか】と気楽にすごす

最後は赤ちゃんが夜に起きても【まぁ、いいか】と気楽に過ごしましょう。
ここまでいろいろと赤ちゃんが夜に起きた時の対策をお伝えしてきました。もちろん全ておすすめの方法です。
・・・ですが、赤ちゃんは、夜に起きるんです!!(笑)
極論ですが、事実です。今は訓練中。できなくて当たり前。私たちもそうだったんですよね。
来る日も来る日も寝不足で、本当に辛いのは痛いほどよく分かります。【早く大きくなって夜ぐっすり寝れるようになってほしい・・・】私も夜に起きて抱っこする度に、何度思ったことか・・・。
ですが、目の前にいる赤ちゃんの
- ぷにぷにの太もも
- 柔らかいニオイ
- 抱っこできる体のサイズ
は今しか味わえない、かけがえのない大切な期間です。
今は夜辛いですが【まぁ、いいか】と気楽にすごしてほしいな、と思っています。そんなママのリラックスが赤ちゃんに伝わって、夜ぐっすり寝てくれるようになるかもしれませんよ?(笑)
- できなくて当たり前
- できたらすごい
- いろんなことが起きるけど
- まぁ、いいか
そんな考え方ってこれから子育てをするのに、とても大切だと私自身は身をもって感じています。まだまだ未熟ですが、産後すぐや1人目・2人目のイヤイヤ期でこんな考え方ができていたら良かったのにな~・・・なんて思ったりします。
もしあなたがママになって辛く感じているなら【まぁ、いいか】と自分のことを許して、かけがえのないステキな日々を過ごしてほしいと願っています。
まとめ
- 産後の身体は本当に辛い
- 赤ちゃんが夜に起きて本当に辛い
- 赤ちゃんが夜に起きるのはママへの思いやり
- 赤ちゃんが夜に起きるのは生活リズムを学んでいる途中
- 赤ちゃんが夜に起きるのはママとスキンシップがしたい
- 赤ちゃんが夜に起きる対策は朝日を浴びる
- 赤ちゃんが夜に起きる対策は照明を暗くする
- 赤ちゃんが夜に起きる対策は決まったパジャマを着せる
- 赤ちゃんが夜に起きる対策は夜は静かにする
- 赤ちゃんが夜に起きる対策は夜スマホを見ない
- 一番の対策は【まぁ、いいか】とママ自身がリラックスして過ごす
赤ちゃんが夜に起きて寝不足の日々は本当に辛いですよね。いくつか理由や対策をお伝えしてきましたが、私は【ママが気楽に過ごすこと】が何よりも大切だと思っています。この毎日はすぐには大きく変わらないけれど、あなたの気持ちが少しでも楽になってくれたら嬉しいです。ぜひ参考にしてみて下さいね。
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